[保健] 09 医薬品の制度とその活用

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1 医薬品の種類と使用法

1 医薬品の種類
の役割や使い道はさまざまです。たとえば, 抗菌薬のように病気の原因を取り除くもの( 薬)や, 解熱鎮痛薬のように病気の症状をおさえるもの( 薬)などがあります。
 また, 医薬品は, 効果と のリスクに応じて, , , に分けられます。医療用医薬品は医師・歯科医師が患者の病気, 症状, 体質などにあわせて処方箋を出し, それにもとづいて薬剤師が調剤するものです。要指導医薬品は, 処方箋はいらず, 薬剤師が対面で情報を提供したり説明したりすることが定められているものです。一般用医薬品は, 症状などを自分で判断して薬局などで購入して使用するもので, その成分によって販売のしかたなどが分かれます。
2 医薬品の使用法
 医薬品は, 使用目的に応じて有効に作用するよう, その形状や使用法が工夫されています。したがって, 医薬品の使用に当たっては, 自分の勝手な判断で形状を変えたり, 用量や回数を増やしたり, ほかの医薬品と一緒に使用してはいけません。医薬品は, 私たちの体が本来もっている, 病気やけがを治そうとする の働きを助けるものです。頼りすぎないようにしながら正しく使用する必要があります。

2 医薬品の副作用と安全性を守る取り組み

1 医薬品の副作用と薬害
 ほとんどの医薬品には, 病気やけがの治療に必要な のほかに副作用があります。副作用は, 医薬品を正しく使用しなかったときにも起こりますが, 正しく使用しても, その医薬品の性質上避けられないものもあります。また副作用には, 予期できるものとできないものもあります。予期できる副作用は, 薬剤師からの説明や添付文書に書かれている内容を読んで理解しておく必要があります。一方, 予期できなかった副作用によって, さまざまな が起こりました。
2 安全性の確保をめざしたさまざまな対策
 私たちが安心して医薬品を使用できるよう, 医薬品の安全性を確保するために, さまざまな取り組みがなされています。
 医薬品は, その有効性や安全性が繰り返し試験され, 問題がないと判断されて初めて国に承認され, 製造・販売が認められます。また, 販売後でも, 新たな副作用が判明した場合, 医療関係従事者はその情報を国に報告することが義務づけられています。さらに, 医薬品を正しく使用することや医師と薬剤師により, 安全性を二段階でチェックすることを推進する や, 使用している医薬品の記録などを目的とした の活用なども進んできました。

医薬品の正しい使用法


①前もって説明書(添付文書)を読む
・使用上の注意や, どんな症状に効くかなどの効果, 用法・用量や成分, 保管および取り扱いの注意, 「服用してはいけない人」などが書かれている。
②決められた用法・用量を守る
・お茶・牛乳・清涼飲料水で飲むと, 医薬品の成分によては化学変化を起こしたり, 効果が弱くなったりする。
・決められた量以下では効果がなく, 以上では害になることがある。飲むことを忘れたり, 飲んだことを忘れないようにする。
③決められた服用時間を守る
・服用時間を守らないと, 効果がなかったり, 胃腸の粘膜を痛めたりすることがある。
・「食前」は胃に食べ物が入っていないとき(食前1時間~30分), 「食後」は胃に食べ物が入っているとき(食後30分以内), 「食間」は食事と食事の間(食後約2時間)のことをいう。
④形状を変えずに服用する
・たとえば, あるカプセル剤は腸で溶けて効くというように, 医薬品の形状は効果・吸収・副作用などを考えてつくられる。これを無視して服用すると, 効果が低下したり, 害になったりすることがある。
⑤併用を避ける
・医薬品の併用は, 同じ成分が重なって作用するなど, 有害なことがある。複数の医療機関から処方されているときは, 薬剤師などに相談する。