百人一首(31首~50首)

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番号オモテウラ
1朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに吉野の里に ふれる白雪
2山川に 風のかけたる しがらみはながれもあへぬ もみぢなりけり
3ひさかたの 光のどけき 春の日にしづ心なく 花のちるらむ
4誰をかも しる人にせぬ 高砂の松も昔の 友ならなくに
5人はいさ 心もしらず ふるさとは花ぞ昔の 香ににほひける
6夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを雲のいづこに 月やどるらむ
7白露に 風の吹きしく 秋の野はつらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
8忘らるる 身をば思はず ちかひてし人のいのちの 惜しくもあるかな
9浅茅生の 小野の篠原 しのぶれどあまりてなどか 人の恋しき
10しのぶれど 色にいでにけり わが恋は物や思ふと 人のとふまで
11恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり人しれずこそ 思ひそめしか
12ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ末の松山 波こさじとは
13あひみての のちの心に くらぶれば昔は物を 思はざりけり
14あふことの たえてしなくは なかなかに人をも身をも 恨みざらまし
15あはれとも いふべき人は 思ほえで身のいたづらに なりぬべきかな
16由良のとを わたる舟人 かぢをたえゆくへも知らぬ 恋の道かな
17八重むぐら しげれる宿の さびしきに人こそ見えね 秋は来にけり
18風をいたみ 岩うつ波の おのれのみくだけて物を 思ふころかな
19みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ昼は消えつつ 物をこそ思へ
20君がため 惜しからざりし いのちさへ長くもがなと 思ひけるかな